国際里山田園保全ワーキングホリデーin福岡2002

2002/9/28 (SAT) 晴

 いよいよ作業最終日です。昨日の雨で作業の進行状況が気になりますが、天気も回復しました。棚田は後2段残すのみで順調に積みあがっていました、石垣も高くなり4メートルくらいになっています。石を持ち上げるのには、ボッキという道具を使います、2本の6メートルの材木を三角に組、その間にロープを垂らし、石、土を上に持ち上げます。石、ぐり石、土と次々に持ち上げて、上で稲葉さん、椿原さん達が、石垣を組んでいきます。手際のよい作業でお昼までに完成しました。

 まだ積み上げた石垣は白く、遠くから見るとはっきり判りますが時を経て周りの自然と調和して生物たちのよい住処になると思います。

 午後から全員が棚田に集合してこれまでの作業の達成を喜び合い、石垣の前で集合写真を撮りました。この様に沢山の人達と、棚田の修復作業、山林作業を通してコミニュケーションが出来たということは素晴らしい事だと思います。里山社会のコミニュティーは、決して都会が砂漠のような人間関係だとは思いませんが、都会生活では忘れがちな人と人との協力が重要だなと感じました。

 夜は、さよならパーティー。これまでの10日間で沢山の人達との出会い、里山の環境保全としての役割、多様な生物の生息の場としての重要性、海外のNGOの活動、環境保全活動の実態を知る事が出来たのは、次ぎなる目標が見えてきました。

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