鴻巣山くらぶ鴻巣山間伐作業

2003/6/1

鴻巣山くらぶの活動に参加ししました。

 今日の作業はヤマザクラ、ハリギリの生育環境保全のため展望台周辺の常緑広葉樹を間伐します。まずは残すヤマザクラとハリギリを確認して間伐する樹木を選定して樹木間の距離と幹周囲の長さを計りデータを採っていきます。

 作業に取りかかります、足場が斜面で滑りやすいので気を付けながら滑りながら間伐を進めます、自然の中の樹木を伐採するのは抵抗があります、せっかく育っているのになぜ伐採しないといけないのか、このまま自然にしていればいいのではないかと思います。

 芸工大の朝廣先生の説明では、鴻巣山のような人工密集地に囲まれた林は規模が小さいため植物の世代交代が進まず多様な植性の環境が生れにくい、したがって人工的に樹木を間引きして小さい林の中に多様な環境を人工的に造り出そうとしているのです。

 本来ならば森は自然に朽ちて倒木したり雷で打たれて焼けたりして間引きされ、日の光が当たり残った樹木は更に大きくなり、地面にも沢山の日が当たり新しい生命が育まれます、鴻巣山でのように狭い林では更新の速度が遅いので人が手を入れていくのです。

 手のこで作業をしますが、直径が30センチもあるのものが多く切るのも大変です、やっと切っても木が枝を広げているので高い所で枝同士が引っ掛かり倒れません、ワイヤーで引っ張りなんとか引きずり倒しました。伐採した樹木はハリギリ、マラカシ、シイノキ、タブノキなどです。

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発行人:後藤 鉄成(ごとうてつなり)