古処山
(859.5m)

コースタイム
9:50秋月キャンプ場駐車場--10:20古処山登山口--11:20駐車場--12:20古処山山頂--13:50山頂出発--15:00車道--15:50だんご庵


地図 国土地理院 1/25000 甘木

曇りのち晴れ 暖かい

 前日の雨も止み古処山山頂からは眼下には江川ダム南には耳納連山、北には三郡のレーダーサイトを臨むことが出来る。ここまでは甘木バス野鳥バス停で下り神社で登山の安全を祈願して出発です。車道を少し歩くと古処山への道標に従い秋月キャンプ場へ向います。

 15分くらいで秋月キャンプ場駐車場を通過します、途中「竹炭あります」の看板のお店を発見興味がありのぞて見るとご主人の北川さんにお話を伺う事が出来ました、作業中のところを突然の訪問に快く案内してくれました、手作りの竹の炭焼釜を見せてもらいました、自分で工夫して作ったそうです。炭焼のときに取れる竹酢液も沢山保存していました、驚いたのは竹酢液を精製したものもありました、また訪れてみたいです。

 車道を横切った径を登り秋月キャンプ場駐車場の前を通過すると今は使われていない棚田の跡が見えます、表面の植物を掻き分けてみると石垣が見えました、昔はここに稲が植えられていたのでしょう。寄り道ばかりだが、キャンプ場に入る前に左手にログハウスが見えます、ここは陶芸の釜がありました、「竹の森窯」といい陶芸の工房でした。工房のログハウスは自分で建てたそうです、更に隣に新しいログを建てています。なんだか秋月も面白いところですね。山登に戻りましょう。

 沢沿いに進むとキャンプ場を抜けて杉林から九州自然歩道の看板辺りから登山道らしくなります、古処山は石灰岩で山頂近くには国指定天然記念物の「ツゲの原生林」は有名です。沢を渡ると草にうずもれた石積みが見えます、昔の炭焼釜の跡のようです、山道を歩くとよく炭焼釜の跡を見かけます、まだ炭が生活の燃料になっていた頃は沢山の炭焼が行われていたのでしょう。

 足元は岩場が多く前日の雨で滑りそうです、慎重にポールを使いながら登ります、沢の音を聞きながら進むと車道の終わりの駐車場に出ます、ここまで1時間、体も温まり汗を冷やします。更に進むと水場に着きます、ペットボトルに水を頂きます。三角杉を過ぎた頃から植生が杉林から自然林に変ってきます、光も降り注ぎ明るくなってきました。花田比露思歌碑を読みもうひとがんばりで山頂です。山頂の岩に登ると360度展望出来ます。先客が三組います、やっぱりビールを持ってくれば良かったな、弁当を食べ、ラーメンを作り、お菓子と紅茶で食事をしました、美味しいですね、天気も晴れて気持ちの良い時間です。

 下山は八丁ルートを下ることにする、屏山、馬見山から小石原に抜ける縦走路もあるがこれは次回のお楽しみにしよう。古処山キャンプ村への標識に従い下山開始です。山城跡の広場に出ます、お地蔵さんに手を合せます。ウェアーの調節をしなだらかな稜線を野鳥のさえずりを聞きながら進むと嘉穂町へ下る標識が右手に出会うのでそのまま直進する、この辺りから自然林から杉林に変り薄暗くなる。落ち葉が湿っていて滑らないように注意しながら緩やかなアップダウンを繰り返しながら下っていく、時にはV字に窪んでいる所があるので注意しよう。

 今は使われていなし車道のようなところに出ました、よく見ると左右に道が分かれています、地図を頼りに左の道を選びます、すぐに八丁越え秋月の道標が路上に置かれています。ここを下ってしまうと車道に出ました。一息ついたところで再び車道を道なりに1キロほど下ると秋月街道旧八丁道の看板があるので、車道を横切るようにだんご庵まで下ってゆきます。だんご庵からは二分くらいで出発地点の秋月キャンプ場に到着、お疲れ様でした。

 往復五時間の山行でした、私は道草を沢山したので早い人は四時間くらいで行けるかもしれません。お地蔵様や石仏が登山道脇に多く配されています、昔は修験の山だったのだろうか。登山口から山頂までは石畳が多く足元に気をつけながら登った。

       
       
     

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