昆虫の多い森、少ない森とは

2002/9/1

  森林の環境を考える上で、そこに暮らす生き物のことを知るのは重要だと考えます。今回は昆虫の立場から森林の保全に焦点を当て昆虫の種類、個体数の増減のしくみを勉強して森林の保全について考えます。

講師
紙谷 聡志(九州大学農学研究院昆虫学教室助手)

 自然観察センターの東レンジャーより油山の立地等の解説、その後、紙谷先生より昆虫の種類と数、それにえさとなる植物の種類による森の環境の特徴、構成への影響、保全の方法を、チヨウを例に挙げて、スライドを使い解説していただきました。

 午後からはフィールドに出て、チヨウの種類と個体数をしらべ、同じ油山の森でも場所によってもいろところ、種類、数がまったく違うのが確認できた。
 例えば、木が高く薄暗いところには少なく、食餌食物のある草地、水辺付近などに多く見られました。


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